タイのAISが4G回線、固定ネット回線への第1次ステージとの投資
タイの携帯電話最大手キャリアの
アドバンスド・インフォ・サービスAdvanced Info Service(ADVANC)では
4G回線、固定ネット回線への第1次ステージとの投資として600億バーツを投資します。
またAIS社は親会社であるインタッチInTouch(INTOUCH)社へ向けて
インタッチ売上25%を提供します。
AISは先行して4G通信サービスを開始しているTRUE社へ向けて挑戦していくとしています。
2006年、タクシン氏の率いるシンコーポレーションの大部分の株式を
同氏がシンガポールのテマセク・コーポレーションへ売却したため
同社の資本の大半はシンガポール資本になっています。
AIS社では4G回線普及を推進させると同時に衛星回線、ベンチャー支援、ク
ラウドコンピューティング、デジタルコンテンツなどを発展させます。
同社の1月~9月期までの業績は売上で1093億8100万バーツ
純利益で269億1100万バーツでした。
また親会社のインタッチ(INTOUCH)の第1~第3四半期までの業績は
売上で192億6900万バーツ、純利益で111億1300万バーツでした。
インタッチ社は2013年の売上が245億バーツでした。
タイ国内では500万回線の固定電話回線があると言われていて
モバイル携帯回線のユーザーは9000万件と発表しています。
2014年9月までの数字はAISの加入者数は4380万人まで伸び、
3G回線利用者は3870万人になっています。
今後の4G回線サービスは2015年から開始する予定で、
新政権への移行などでサービス実施が遅れたとしています。
AIS社はタイ国営電話公社TOTとの交渉を続けてい
て4Gサービスの提供・パートナーシップの導入を進めます。
デジタルコンテンツの導入はインタッチ社・AIS社の売上を向上させるとしています。
インタッチ社の5つの大きな事業として
モバイル事業、衛星事業、ベンチャーキャピタル事業、
固定回線事業、クラウド・コンピューティング事業を行っています。
衛星事業を行うタイコムThaicom社は2014年9月期で純利益11億バーツになっています。
売上では77億9100万バーツでした。
時価総額は10億ドルを越えてきました。
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