マレーシア国際航空の売り上げ低下
マレーシアのフラッグ・キャリア国営マレーシア航空(MAS)の完全国有化が発表され、
2014年度の4月~6月の業績は売上で35億9010万リンギ、純利益はマイナスの
3億700万リンギでした。
これにより、過去3年間で46億リンギ以上の赤字を抱えていて、再建策の方向に
よっては関連各社に与える影響も大きいとされています。
同社では8月末におよそ6,000名のスタッフのカット、コスト削減を発表していて、
2万人いるスタッフを14,000名まで減少させます。
70%の株式を保有するKhazanah Nasionalでは2014年末に非上場化し、
3年~5年内に再建策を実現して再上場を狙うとしています。
マレーシア航空の大幅な売上減少により今後影響が出るのは
●Malaysia Airportマレーシア空港公社(AIRPORT) →
マレーシアの国際空港を管理する企業
●Brahim’s Holdings Berhadブラヒムズ・ホールディングス(BRAH) →
Kuala Lumpur International AirportやPenang International Airportで
機内食を提供する企業
●Petronas Dagangan Berhadマレーシア ペトロナス・ダンガン(PETGAN) →
航空燃料などを提供する企業
などがあります。
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