フィリピンの自動車産業が急成長
フィリピンの自動車産業市場が急成長していて、自動車製造商工会議所CAMPI
では同国の自動車産業では2014年に23万台の販売台数から、25万台まで増加する
としています(重機など含む)。
フィリピンの中間層の増加で自動車産業が活性化しているとしています。
2014年度上半期の自動車販売台数は前年同期比+25%になっていて、
2013年度の20万台からも大きく伸びているとしています。
当初の予測は25.3万台であったのが26.5万台まで伸びる可能性もあるとしています。
自動車産業が大きく伸びる時期は一人あたりGDPがUS$2,000~$3,000ドルとされていて、
インドネシアでは2010年頃から開始しています。
フィリピンは2013年度に$2,800ドルとなり、2014年までに同様の経済環境になる
だろうとしています。
CAMPIでは6年内に自動車販売台数は50万台まで伸びると予測していて、今後も
有望な企業の投資が進むとしています。
日本の三菱自動車は2014年4月、米フォード・モーターがフィリピン・ラグナ州に持つ
完成車工場を買収し、2015年1月から生産を始めると発表していて、フィリピンでの
投資拡大を進めます。
三菱自動車にとってフィリピン、タイ、インドネシア各国は重要な戦略国になると
していて、他社のトヨタ、ホンダ、ニッサンもフィリピン市場に注目していると
しています。
同国の自動車販売の65%が輸入の自動車で、アセアン経済共同体(AEC)によって他国
からの自動車輸入も増加する見通しです。
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