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マレーシア航空が完全国営化しマレーシア証券取引所から非上場を表明

マレーシアの国営ファンド・カザナナショナルが保有するマレーシア航空
Malaysia Airlines(MAS)は、完全国営化することでマレーシア証券取引所
(BURSA)から非上場することを表明しています。
2014年に2度にわたり重大事故を発生させてしまい、莫大な損失が発生したこと
を理由に挙げています。

MAS社株式69%を保有するKhazanah Nasional社は、2014年8月時点の他の
株式所有者へ向けて、1株0.27リンギで買い取りオファーを出します。
同銘柄は金曜日から取引中止になっています。

カザナ・ナショナル社は、再建策は6ヶ月~12ヶ月掛かるとし、詳細は8月末まで
には発表するとしています。
しかし、別の専門家からは後退的な計画であるとし、政府が100%所有することで
改善されないとの見方もあります。
カザナ社が大半を保有してきたこれまでも再建が出来なかったとし、2001年度の
スイスエアーのような劇的な改善策が導入されなければ復活は難しいとしています。

2014年度は大型機2機の喪失、MH370便北京行きが3月にKL出発後に行方不明、
239名が生死不明。
MH17便が7月にウクライナ領域で撃墜。
298名全員が死亡しています。
2011年~2013年でおよそ41億リンギの損失、また2014年第1四半期だけで
4億4,300万リンギの損失を既に計上しています。

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