フィリピン政府の人口委員会は、同国の人口が1億人を突破したとの推計を
発表しています。
フィリピン国内人口は2010年時点で約9234万人でしたが、年に約+2％ずつ増加
傾向にあるとしています。
アセアン域内ではインドネシアの人口2億5000万人に次ぐ第2位。
また、フィリピンの人口は2013年時点で世界12位。
平均年齢が23歳となっていて、若者が多く、労働力が成長を押し上げる流れが
続くとしています。

国連等の推計では、2030年には1億1000万人、2040年には1億2000万人、2050年
には1億2700万人になるとされています。
日本は2013年時点で世界10位、1億2725万人となっていていずれ追い抜かれる計算
になります。

フィリピンでは海外での出稼ぎ労働者OFW(Oversea Filipino Worker)の割合が
非常に高く、1000万人以上が海外で働き、彼らのフィリピンへの送金は年間1兆円を
超え、フィリピンの国家予算に匹敵するとされています。