タイの平和秩序維持委員会が中国と台湾に3ヶ月旅行ビザを無料化 すると発表
タイの軍事政権である平和秩序維持委員会National Council for Peace and
Order(NCPO)では、中国と台湾にそれぞれ3ヶ月旅行ビザの費用を限定で無料化
すると発表しました。
タイと中国は国交39周年となっており、今回のビザ料金の免除期間は2014年8月1日
から10月31日までの3か月間になるとしています。
この決定を受けて、タイと中国を結ぶ600社以上の旅行関係社は関連イベント
パッケージツアーを組み、誘致を図るとしています。
今回の試験的結果を受けて、タイの旅行業界で前向きな結果が得られれば
NCPOでは限定的にするかどうか再検討をするとしています。
タイの旅行会議(TCT)議長Piyaman Tejapaibul氏は今回の決定はクーデターによる
マイナスイメージを払拭する一因になるとしています。
TCT予測では2014年は中国から450万人が訪れるとしていて、13年度470万人から
減少すると見ています。
また、旅行者実数では2014年上半期の数字では前年同期比-23.4%で187万人でした。
タイ旅行エージェント協会Association of Thai Travel Agents(ATTA)では
ビザ料金は1,000バーツ程度なので大きな影響では無いものの、ビザ無料は中国人
にとっては刺激策となりうると分析しています。
同協会では中国人の旅行者は400万人と見ています。
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