By: Steven Depolo – CC BY 2.0

ミャンマーにおける宝石市場の販売は2014年度は30億USドルに達すると
しています。
また大半は宝石・翡翠がメイン商品になります。
Myanmar Gems & Jewellery Entrepreneurs Association
ミャンマー・宝石・ジュエリー企業協会の発表で2013年24億USドルを
売り上げていて、翡翠の価格上昇で売上が伸びたとしています。
ミャンマーではおよそ4000以上のトレーダーがタイ、中国、香港、日本から
参加していて1964年から組織的な販売を実施しています。

宝石の産地として名高いミャンマー市場では、真珠やルビーなどがメインで販売
されています。
宝石類の輸出に関しては、輸出代金相当額が輸入者からミャンマーの銀行
(MICB/MFTB)に振り込まれる際に、商業税8％及び所得税2％の合計10％で構成される、
いわゆる輸出税Export Taxが課税されていました。
輸出税は、2011年7月に合計7％、同年8月には所得税2％のみに減税され、2012年4月
からは0％となっています。
ただし一方で、次の5品目は輸出にあたって商業税が課されるようになっています。
チーク材: 50% 　その他の堅木 : 50%
宝石・ヒスイ: 30% 　原油: 10% 　天然ガス: 8%

ミャンマーの中央統計局(2012年度)によればミャンマーの輸出上位品目は
1位　天然ガス 36億6600万USドル(全体の40.8％)
2位　豆類　 9億6200万USドル(10.7％)
3位　縫製品 6億9500万USドル(7.7％)
4位　コメ関連　　　　 5億4400万USドル(6.1％)
5位　魚類　 4億4200万USドル(4.9%)
6位　チーク材　　　3億5900万USドル(4.0％)
7位　ヒスイ　　　　　2億9800万USドル(3.3％)　などになっています。

ミャンマー宝石展示会委員会は、2014年6月開催された第51回のミャンマー宝石展示会で
合計30億ドル以上の真珠、宝石が取引されたと発表しています。