タイのエネルギー事情
タイのエネルギー業界では今後、透明性の向上、業界再編のみならず、エネルギー
効率性を高めるため、改編が必要であるとされています。
PTTタイ国営石油(PTT)の傘下バンチャーク石油(BCP)では、国家の経済が
成長している中でエネルギーの確保が非常に重要な問題であるとしていて、
また効率的に消費することも重視しています。
国際エネルギーエージェンシーInternational Energy Agency(IEA)では
東南アジアの中で、タイは最もエネルギー確保リスクが高い国であるとコメント
しています。
同リポートでは2035年までのエネルギー需要予測を立てていますが、タイは
エネルギー需要が80%増加する見込みで石油輸入が大きくなるとしています。
タイでは2014年時点では大きく天然ガスに依存していて68%が天然ガス。
残りは石油火力発電、石炭火力発電、水力発電などになります。
シンガポールも同様のジレンマで天然ガスに70%を依存しています。
タイ湾沖の天然ガス価格は100万BTUあたり10USドル、しかしオーストラリア、
カタールからの 輸入価格は16-17USドルになります。
ここ10年間で電気価格は30%上昇しました。
自国内でのエネルギー開発のため、電力発電所建設が必要ですがどの地域も
発電所建設をしたがらないこともタイのエネルギー事情を悪くしているとしています。
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