アセアン 不動産
アセアン各国の不動産市場は順調に上昇していて不動産開発セクターも
成長していますが、各国へ参入するにあたっては慎重かつ調査を十分に
した上で投資することが望ましいとCB Rechard EllisのJames Pitchon氏が
コメントしています。
AECが始まるアセアン不動産市場に関するセミナーで発表されています。
例を挙げるとベトナムでは不動産融資に関して銀行金利が18%、インフレ率が
20%になっていることから不動産に関しては投機的なマーケットになっていると
しています。
またほとんどの不動産が国家所有になっていること、海外からの参入が困難であること
為替レートのボラティリティが高いこともマイナス要因であるとしています。
3年前1バーツ=500ドンだったのが現在は1バーツ=675ドンまでバーツが高くなっている
としています。
ミャンマーでは2012年度から経済開放が進んでいることを背景に
不動産市場も急速にニーズが高まっていますが、政策面でまだ不透明な部分が多いこと、
インフラの脆弱さ、金融機関の信頼性などをマイナス点としています。
フィリピンではオフィスニーズの高まりが強く
コールセンター、アウトソーシングサービスの成長が背景にあります。
都市のビジネスエリアの空き室率は4.3%まで下落していて
供給不足、需要過多になっています。
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