タイの中堅不動産企業の株価上昇
タイ証券取引所上場の中堅企業の株価が上昇しています。
先週タイの中央銀行が金利を一段と下げ、+2.0%としたことで不動産市場の
動きが高まると期待され中堅のチャーンイッサラーCharn Issara(CI)では
上昇率トップの+29.9%まで伸びました。
同社はP/Eでの割安感があり、+6%と言う配当から人気が高まりました。
2013年度の同社の売上は19億2900万バーツ、純利益では3億200万バーツでした。
2位はナチュラルパークNatural Park(NPARK)で+16.67%の上昇。
2013年度通年の業績は 売上7億6400万バーツ、純利益2億9500万バーツでした。
同社は一時大きな負債を抱えてサンシリ社が支援したことがあります。
Grand Canal Land (GLAND)では+14.57%の増加で、2013年度の通年の業績は
売上で34億5200万バーツ、純利益で4億6400万バーツでした。
同社は1985年設立で住宅不動産、商業モール開発をおこないます。
ドンムアン近くの一戸建て住宅開発、ラマ9世交差点の大規模開発事業を
手掛けています。
また3月にはBTS Group Holdings(BTS)と共同で50%50%ずつの合弁会社を
設立します。社名Bayswater Company Limitedは資本金1,000万バーツで
GLAND社が保有する不動産開発を共同で進めるとしています。
Keppel Thai Property(KTP)は+11.56%の増加で2013年度通年の業績は売上で
1億4800万バーツ、純利益では-1億4000万バーツでした。
同社はシンガポールのケッペルランドの子会社ですがタイ国内では大きく活動を
しておらず、一戸建て開発、一部コンドミニアム開発のみを手掛けています。
証券大手のメイバンク・キムエンMaybank Kim Eng Securitiesでは
中堅規模の住宅は2014年度10%程度伸びると予測しています。
しかし一方でコンドミニアムに関しては2014年度2月は5年ぶりに着工件数レベル
が落ち込みました。
同社アナリストは強いキャッシュフローを持つ開発企業は買いであるとし、
2014年度通年ではプレセールが2020億バーツで前年比+2%成長になると
見込んでいます。
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