タイビバレッジ・グループ(THBVE)
シンガポールのコングロマリット企業フレーザー・アンド・ニーブ(F&N)
が保有するアジア・パシフィック・ブルワリーズ(APB)株式争奪戦
に関して、タイの富豪チャロン・シリワタナパクディー氏率いる
タイビバレッジ・グループ(THBVE)が、出資引き上げを提案しています。
F&N社ははAPB株式を51億Sドル(およそ41億米ドル)で
オランダのビール醸造大手ハイネケンに売却することで合意していますが、
より高い金額で交渉する見通しです。
チャロン氏はF&N筆頭株主であるタイ・ビバレッジ(THBVE)を所有している
ため、タイ・ビバレッジを通じてハイネケンの買収案に反対票を投じて
阻止しようとする可能性もあります。
その後、タイ・ビバレッジ(THBEV)はフレーザー・アンド・ニーブ(F&N)
保有株式を24.1%から26.2%まで引き上げました。
ハイネケン側では40%の買取が成功すれば合わせて82%の大株主になる予定ですが
タイビバレッジの親族の持つ投資会社カインデストが7.3%の株式買収提案を
していて、合計すると16%以上がタイビバレッジ側になります。
タイ・ビバレッジ(THBVE) 26.2%
↓↓(26.2%)
フレーザー・アンド・ニーブ(F&N) THBVE 26.2%
↓↓
アジア・パシフィック・ブルワリーズ(APB)
タイビバレッジ経由(9.7%)
カインデスト・プレイス(7.3%?)=16%?
↑↑
ハイネケン(42%)+F&Nからおよそ40%を買い取り予定(合計82%?)
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