タイ 政情不安
インラック政権のコメ買い取りスキームの支払いを求めるため、タイ中部農家
10,000人がサムットプラカーン県のスワンナプーム国際空港でデモを行うと
報道されました。
農民グループは自身が持つトラック、バイク、トラクターなどで乗り込み
アユタヤ県に到着、21日にスワンナプーム国際空港へ目指すとしています。
しかしながら報道後、スワンナプーム国際空港に向かっていたコメ農家グループは
インラック政権による説得に応じて解散したと発表しています。
チャートタイパタナー党のChada Thaiset氏は来週にもコメ農家らに支払いが
行われるだろうとコメントしました。
同氏はYingluck Shinawatra氏や副首相、財務大臣らと会談し農家への対応を
検討したとしています。
インラック首相はコメ担保融資スキームに関して債券発行をおこない、農家への
資金返済へ回す計画です。先日のバンコクへ集結しようとする農家グループに対して
早急に支払いを進める確約をしたと見られています。
タイ政府が管理する国営のVayupak Fund(バユパックファンド)では十分な流動性
が無いため債券保証が出来ないとしていますが、特別法を制定することで
バユパックファンドを通じた農家支払いを検討出来るとしています。
同ファンドは主に大型国営企業へ投資するファンドで2,500億バーツの規模のファンド
になります。
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