タイのペット業界
欧州リサーチ会社のユーロモニター社Euromonitor’s teamでの簡易レポートでは
プーケット島にあるAo Chalong動物病院は1週間、7日の営業で獣医医療サービス
を提供しています。
血液検査、X線レントゲン、外科手術サービスまで提供。
ただし他にある病院のほとんどが基礎的なサービスしかありません。
獣医の補助的なナースサービスも簡易的なものが多いのが現状。
また、まだまだ熟練した獣医がいないのが現状で、診断ミスなども起きることも
多いとのこと。
タイは財団や寄付団体が多く有り、中には野犬対策、捨て犬対策の保護を目的とした
団体もあります。
しかし緊急的な手術が出来るところやその対応を行っているところはあまり
ありません。
一般的な病気ではノミ・ダニの疾患薬、抗生物質の提供が多く、これらは
ペットショップでも購入可能です。
ペットケア市場は2011年度末で前年同期比+14%増で142億バーツになっています。
ペットフード、キャットフードに関するニーズが高まっているのが背景にあります。
ペットオーナーでは多様な商品への購買力を持つことが出来るようになってきました。
2011年度は多国籍企業のブランドが大きなシェアを占めていて、
Cesarシーザー(高級犬用 マースMars社)
Pedigreeペディグリー(犬用 マースMars社),
Whiskasウィスカス(猫用 マースMars社),
Alpoアルポ(犬用Nestlé Purina Petcare)
Friskiesフリスキー(猫用 Nestlé Purina Petcare)
Royal Canin ロイヤルカナン(高級犬猫用 ROYAL CANIN(仏))
各社はBTSモノレールの広告やTVコマーシャル、大型デパートのイベント催事など
でも積極的に宣伝をおこなっています。
また欧米系大手ペットフードに次いだ規模としてペットフード大手の
Perfect Companion Co Ltd社があります。
同社はドッグフード”Smart Heart”、キャットフード”Meo” などウサギ、鳥、
魚フーズ系と関連商品を販売しています。
この記事へのコメントはありません。