タイ コメ備蓄制度 コメ担保買い取り制度
タイ商業省ではおよそ600万トンー700万トンのコメを政府間または政府から
民間向けに売却を予定、備蓄用に300万ー400万トンを保存するとコメント
しています。
2013年度でおよそBt2000億バーツを
Bank for Agriculture and Agricultural Cooperatives (BAAC)
タイ農業協同組合銀行へ支払い予定で、備蓄に関しては十分確保出来ると
コメントしています。
ただし現実的にはコメ価格は世界市場では売れにくくなっていて
タイ政府での赤字が膨らむ構造になっています。
2011年に発足したタイのインラック現政権は大衆迎合目玉政策の一つで、
コメ担保買い取り制度を導入。
タイ産コメ価格高騰を招き、輸出が急減しました。
2012年度はインド産、ベトナム産のコメに押され、世界3位のコメ輸出国へ転落
しています。
またタイ政府のコメ在庫は膨大な量に積み上がっていて最終的に巨額の損失が
避けられない見通しを出しています。
しかしながら2013年9月ゴム価格の下落に悩むゴム農家を支援するため
ゴム農家支援政策を発表。およそ212億バーツを計上しました。
また、10月にはタイ政府はトウモロコシ価格を上昇させるため、一定価格での
買い取りに踏み切ると発表しています。
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