日本とインドネシアが国家プロジェクトとして設立したPTインドネシア・
アサハン・アルミニウム PT Indonesian Asahan Aluminium(未上場)
に関してインドネシア政府側が日本企業の11社が出資する日本アサハン
Nippon Asahan Aluminum (NAA)の保有している58％を買い取る計画
であるとコメントしています。

同社は北スマトラでアルミ精錬を行う企業ですが30年間の合弁契約期間
終了を前にして、インドネシア政府が日本側の持ち分をすべて取得し
国有化することで協議が進められてきました。
インドネシア政府側ではInalumの総資産はおよそUS$4億2400万ドルと
しましたが日本側は$6億2600万ドルとの試算を発表。
日本側は合意が得られなければ国際機関に仲裁を求めるとの立場を
示していました。

同社は1976年に41％をインドネシア政府側、59％を日本側が持つことで
設立されました。
Sumitomo Chemical、Sumitomo Shoji Kaisha,
Mitsui Aluminium、Mitsubishi Corporationなどが入っています。