インドネシアの経済開発
インドネシアは、個人消費、設備投資、輸出が堅調に推移する中で、
2012年比+6%台の経済拡大が続いている。
「インドネシア経済回廊」
インドネシアの各都市を結ぶ経済回廊。
①スマトラ経済回廊 ②ジャワ経済回廊 ③カリマンタン経済回廊
④スラウェシ経済回廊 ⑤バリ-ヌサ・トゥンガラ経済回廊
⑥パプア-マルク諸島経済回廊 の基本計画が策定される見通し。
インフラの整備に計約2000億USドルもの資金を要するとされている。
※最終的な予算は4000億USドル以上。 しかしインドネシア政府が
国家予算から支出できるのは約600億USドルにとどまり、
残りの約1400億USドルは民間資金での開発が期待されている。
「経済発展の加速・拡大の基本計画(MP3EI)」
The Masterplan for Acceleration and Expansion of Indonesia’s
Economic Development(MP3EI)の開発は8つの主要なプログラムに焦点を当てている。
農業、鉱業、エネルギー、工業、海運、観光業、通信の発展、戦略的地域の発展である。
経済回廊の発展には大量の電力供給が必要となる。MP3EIでは、2025年までに
インドネシアで新たに必要とされる電力供給は90,000メガワットに達すると推測されている。
そのため、発電関連の建設も急ピッチに進む必要があり、
地熱発電、高効率石炭火力発電、などの計画もある。
これらの総合計画のうち早期実施18件が策定されていて、またその中で
フラッグシップ事業5件は、
• ジャカルタ都市高速鉄道MRT(大量輸送機関)
• チラマヤ新港湾 • スカルノ・ハッタ国際空港拡張
• ジャカルタ下水道 • アカデミック・リサーチ・クラスター開発の
5つが掲げられている。
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