タイのエレベーター業界
Bangkokpost 2013年6月20日記事によると
サイアム・ヒタチエレベーターSiam-Hitachi Elevator Co社では
アセアンでのエレベーター事業に関して強い成長を予測しています。
同社は1992年度に日本の日立グループ(60%)とタイのサイアム・モーターズ
(40%)との合弁事業で開始。
エレベータ、エスカレーター、サイドウォークなどの生産・販売を手掛けます。
第1工場は年産1200台を誇り、今回、チョンブリ県アマタナコン工業団地に
11億バーツを投資して新工場を建設しました。
初年度は2000台を生産します。
同社上級バイスプレジデントDhanet Yongratanamongkol氏は2015年度まで
に年産能力5000台を目指すとコメントしています。
また、Dhanet氏はシンガポール工場の年産台数を2000台を600-700台へ減産
するとしています。
ほぼ全ラインをシンガポールからタイへ移転する予定であるとしています。
2016年から本格的に開始するアセアン経済共同体(AEC)に向けてSiam-Hitachi
社はミャンマーにも2014年度から販売事務所を設置します。
同社によればアセアンのエレベーター、エスカレーター市場は
年間400億~500億バーツ市場であるとしています。
そのため同社もエスカレーター製造新工場を2015年に建設する予定です。
新工場には7億~8億バーツを投資。現在の年産5000台のエスカレーター機を
10000台へ引き上げます。
2013年度の売上見込みはタイ国内19億~20億バーツで
2012年度は14億バーツでしたが大きく伸びるとしています。
輸出では2012年9.5億バーツから2013年度は15億バーツまで伸びるとしています。
タイ国内エレベーター・エスカレーター市場100億バーツ(2012年度)のうち、
同社の市場シェアは10~15%を占めています。
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