タイの保険業界を調べる3
<<SCBLIF保険 上場企業コード SCBLIF>>
サイアム商業銀行系生命保険会社(SCBLIF)
もともとはアメリカのニューヨーク生命保険との合弁事業であった。
2011年サイアム商業銀行(SCB)側がSCNYL株47.3%:84億バーツを購入し完全掌握している。
2012年度の売上は458億バーツ。
サイアムコマーシャルNY生命保険(SCNYL)、ムアンタイ生命保険では2010年生保の分野が大きく伸び、初回保険契約で10~15%伸びを予測。
2009年度業績ではSCNYLは売上+29% 213億9800万バーツ。
純利益+32% 15億8200万バーツ。
ムアンタイ生保では保険外交員を+1200人を増員。初年度契約42億バーツ。純利益は09年度は2億5700万バーツ。
<<アユタヤ・アリアンツ生命保険 未上場>>
アユタヤ・アリアンツ生命保険(AACP)はドイツのアリアンツグループが設立した生命保険会社1951年設立で当初はアユタヤ銀行、アリアンツ、CPグループの合弁事業としてスタートしたが2012年にアユアタ・アリアンツ・CPライフ生命保険Ayudhya Allianz CP Life (AACP) では企業名を変更することを発表。
同社はアユタヤ銀行(BAY)と食品財閥チャローンポカパングループ、そしてドイツ系アリアンツの合弁であった。
2012年チャロンポカパーングループの株式売却によって資本構成が変更したために今回の社名変更となった。
2011年度の業績は売上でBt250億バーツで純利益では5億0900万バーツ。
<<ムアンタイ生命保険 未上場>>
ムアンタイ生命保険会社(MTI)
ムアンタイ生命保険はカシコーン銀行を経営するラムサム財閥が経営する生命保険会社。
カシコーン銀行系の生命保険会社で損害保険・生命保険ともカシコーン銀行経由での販売も進めている。
1951年に設立され現在の代表はPhotipong Lamsam会長、Sara Lamsam代表取締役。
<<クルンタイアクサ生命保険 未上場>>
クルンタイ銀行(KTB)はタイの国営銀行で政府貯蓄銀行:GSBや政府住宅銀行:GHBに影響力がある。
さらに公務員に関する金融窓口としても機能する。
クルンタイ銀行とフランス系生保のアクサの合弁会社クルンタイアクサ生命保険では2012年までに生保トップ3を目指す。
シェア10%の獲得を実現すると発表。
新規生命保険獲得は09年47億バーツ。シェア率で7.4%。
総保険金額は127億バーツでした。
今後もタイ国内生保は伸びると見ていて700名のファイナンシャルアドバイザーなどを増やす計画。
AXAは1817年にフランスで生まれ、世界56の国と地域で展開する世界最大級の保険・資産運用グループ。
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