タイ カシコーンリース
タイの商業銀行カシコーン銀行の傘下、カシコーンリースKasikorn Leasing
(K-Leasing)ではよりピックアップトラックのリース事業に注力すると発表しています。
普通車のリースからピックアップトラックのリースにシフトする背景として
ピックアップ車へのリースマージンは70-80ベイシスポイントで普通車の平均よりも
高いとカシコーンリースのAkaranant Thitasirivit代表はコメントしています。
ピックアップトラックの車のローンポートフォリオを多くすることで
純利ざや収入Net interest margin (NIM)を2013年度は増やすとしています。
2013年度3月時点のピックアップトラックリースの割合は25%から27%で
2012年末度の10%から大きく増えて上がっています。
年末まで積極的にピックアップトラックリースローンを勧め、50%まで
上げていく計画です。
同社ではタイ中央銀行が今後年内にさらに政策金利を下げていくとみていて
2.75%からさらに下げることは自動車ローン業界の利ざやを下げる要因になるだろうと
しています。
2013年度の自動車販売台数予測は120万台を見ていて年上半期までに80万台が販売され納車されると予測。
2012年度の145万台からは下がると予測しています。
K-Leasing社では不良債権が発生しやすい業界ながら、2013年度の不良債権レベルは0.97%を目指します。
この数字は2012年度と同レベルであるとしています。
第1四半期のK-Leasing社の自動車ローンは843億バーツとなっていて、
前年比+26.2%の伸びでした。
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