タイ BIGCスーパーセンター(BIGC)
タイ国内で大型商業施設を展開するBIGCスーパーセンター(BIGC)では1日10万個の
クロワッサンを生産し、114の各大型店舗へ提供しています。
その中で、26店舗では2013年現在障害者雇用を実施していてスコータイ県店舗で
勤務するTotsapol Hophan氏(24歳)もその一人です。
同氏は自動車事故で片足を無くしてしまいましたがパン職人としての技術を重ね、
勤務しています。
同氏を含め305名の障害者がBIGCでは勤務しています。
他にはデータ入力業務、在庫確認業務、カスタマーサービス業務なども人員がいます。
タイ政府ではタイ国内にいるおよそ120万人の障害者向けにQuality of Life Promotion Act for Disabled Persons を2007年成立させました。
同法案の内容には公的・民間組織では100名の正社員あたりで最低1名の障害者雇用を
努力目標とすることを明記しています。
出来ない場合は障害者向け雇用基金Fund for Empowerment of Persons with Disabilitiesへの寄付を求めます。
120万人の障害者がタイ国内にはいて、7万人が職を求めていますが、実際には18000人
しか職がありません。
BIGCスーパーセンターでは将来的には100名:1名の障害者従業員比率を
50名:1名まで引き上げたいとしています。
タイ国内ではこのように従業員の障害者比率を高めるような努力をしている企業として
Tesco Lotusテスコロータス, KFCフライドチキン、Central Retail Corporationセントラルリテール
Loxleyロクスレー(LOXLEY), Toyotaトヨタモータータイランド, Krungthai Axaクルンタイアクサ生命保険,Pranda Jewelleryプランダジュエリー(PRANDA)などを挙げています。
Tesco Lotusでは212名の障害者雇用をしていて総社員数45,842名となっています。
Central Retail Corporationでは1000万バーツを投資して家電修理センター、
カスタマーコールセンターを建設。
障害者雇用のための施設を備えているとしています。
宝石製造大手Pranda Jewelleryプランダ・ジュエリー(PRANDA)では31名の障害者を
雇用。
宝石製造工場で雇用しています。
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