タイの金融機関資産規模3位　国営金融機関クルンタイ銀行Krungthai Bank（KTB）
では海外の金融機関の買収を検討しているとしています。
2015年から始まるアセアン経済共同体の開始ともに、アセアン10カ国での
ネットワークを強固にしたいとしています。
クルンタイ銀行の代表 Vorapak Tanyawong氏は、2012年12月時点では4カ国
（カンボジア、シンガポール、ラオス、ミャンマー）に駐在員事務所と銀行支店を
展開しています。

ただ、支店の拡張だけではアセアン展開は遅すぎであり、10カ国に展開できないため
M&A(mergers and acquisitions)で、他国展開の銀行事業買収することでKTBでは
中期から長期の考えとして強い資本を維持しながら展開を早めるとしています。

世界的な金融サービスアドバイザーとして Accenture社ではタイ銀行はシンガポール、
マレーシアなどの金融機関から買収ターゲットとして狙われていることを指摘しています。
タイの地理的要因で後進国との隣接、半島の中心部に位置していて有利な条件が揃っているとしています。