タイ サイアム商業銀行(SCB)
サイアム商業銀行Siam Commercial Bank(SCB)ではASEAN各国へ進出する
中小企業からの手数料収入から売上が上がるとみています。
コマーシャルバンキング部門 上級副社長のSarat Ratanaporn氏は大手企業は
ASEAN経済共同体Asean Economic Communityへの進出を開始していて、
バンコクを拠点として展開が広がりを見せるだろうとコメントしています。
例を挙げるとITセクターなどがタイの近隣諸国への展開を開始していて
CLMV カントリー (Cambodia, Laos, Myanmar and Vietnam) はマレーシア、
インドネシアなどの南の国よりも進出が容易な環境になりつつあるとしています。
タイ企業が進出するのは大きく分けて2つの理由があるとしていて上記のCLMVの
国々では一つは労働コストの低減化を目指すために進出し人材を獲得すること。
もう一つは消費マーケットの拡大としてマレーシアとインドネシアへ進出する形態が
あるとしています。
電子IT系企業以外には農業分野企業、エネルギー分野企業が注目されるとしています。
SCB銀行では、進出のサポートをしながら投資案件に絡み、融資案件や通常の
取引フィーを得ることで、収益の増大を見込めると見ています。
中小企業向け手数料収入は2012年度の売上35%から40%まで伸びるだろうと
見ています。
2012年末時点で同行では売上規模5億~100億バーツの中小企業3,000社と取引を
しています。
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