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ASEAN最新動向

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タイ オイシ(OISHI)

タイのオイシ・グループを訪問してきました。
本社はこれまでラムカムヘン通り、エアポートリンク駅ラムカムヘン駅前にある
UMタワーにありましたが、OISHIのタン社長が全株を売却後、
BTS駅のプルンチット駅前のパークベンチャーに移転しています。

こちらのパークベンチャーはオフィスビルでホテルオークラも入居しています。
オイシ社は、創業者のタン・パサナワクディー氏が立ち上げた
緑茶飲料、日本食ブッフェレストランなどの日本を打ち出した外食・飲料企業です。

日本のドラマやアニメなどの影響で日本食が認知されつつあった1999年から
食べ放題ビュッフェ式を売りにした OISHIレストランをオープン。
当初は認知度が無く、わかりにくい日本食を選び放題、食べ放題にすることで
タイ人に受けて大ヒット。
価格設定も食べ放題で 399バーツからと人気に火が付きました。

オイシ・グループは従業員約 5000人を抱える大企業ですが日本人を使わず、
タイ人のみでマーケティングを考え、タイ人だけをターゲットとしているため、
日本人からすると驚くような日本語が使われたり、味もタイ人に合わせているものの
それがヒットしている背景にあります。

2002年には,しゃぶしゃぶと寿司食べ放題を合わせた”SHABUSHI”の店舗展開を開始。
こちらも日本人にない発想の新しいスタイルで人気を集めていていまだに行列が出来る
チェーン店です。

一方緑茶のマーケットシェアは60%を超えていて炭酸入りの緑茶”CHAKUZA”や
フルーツ入り緑茶「FUTTO」なども投入。
「本当の緑茶を持ってきた」日本メーカーが太刀打ち出来ない状況が続いており、
いつの間にか、OISHI はタイで最大の日本食ブランドになってしまいました。

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