2010年のインドネシア小売業界ニュース
7億7000万ドルでインドネシア最大のデパートメントストアが買収された
ニュース、3億ドルでインドネシア財閥 Chairul Tanjung氏がカルフール・
インドネシアの株式40%を取得するニュースなどがありました。
この買収による事業拡大の流れは継続すると見られていて、
マハタリ・プリマプトラ:Matahari Prima Putra(MPPA)インドネシア第2位
のハイパーマーケットの小売事業への入札額が10億ドルと見られています。
韓国のLotte Shoppingも2008年に2億2300万ドルで同業マクロ・インドネシア
の株式75%を買収。
ロッテ社もMatahari Putra Primaへの入札に関心を持っています。
Matahari Putra Primaは1958年に設立。
92のデパートメントストアを50都市で展開しています。
51のハイパーマーケット、25のスーパーマーケット、53のドラッグストア、
90の家族向け娯楽施設、18の書店を展開しています。
また2010年はフジフィルム代理店を展開していたModernグループ(MDRN)が
ジャカルタでセブンイレブン事業を開始。
今後フジフィルム店舗をセブンイレブンへ切り替える予定であるとしています。
親会社のモーダン・グループ(MDRN)の時価総額は
2009年度の業績は 時価総額で
売上 8990億ルピア(89億円)
純利益 120億ルピア(1.2億円)
インドネシアのセブンイレブンのスタイルは、高級感を打ち出しつつ
座れるスペース、くつろげる場所の提供も目指します。
写真現像、ATM設置、デリバリー(DHL Express.)なども付加価値として提供します。
2010年末時点で16店舗を展開。
マーケティング会社のニールセン・インドネシアでは、今後小売事業者はミニマート
形態が15~20%のペースで増加。
ローカル地場のアルファマート(ALFA)、インドマート(Indomaret)などが牽引し
2000店舗以上のミニマートは10年間で11,500店舗以上に増加するだろうと
予測しています。
また小売産業の従業員数は、農業事業者に次ぐ規模の数まで増加するだろうと
予測しています。
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