タイ ランド&ハウス(L&H)
タイ政府では住宅政策にあたって、国内と海外投資家に明確な洪水対策を掲げて、
不動産投資拡大を推奨させる必要があるとタイの高級不動産1位のランド&ハウス
(L&H)社のNaporn Soonthornchitcharoen 上級副社長がコメントしています。
ランド&ハウス(L&H)の富裕層顧客の80%がバンコク郊外の高級住宅地に住んでいて
洪水への不安、心配が増加しているとしています。
洪水の心配の無いエリアの確保や高台への地区への関心も高まっているとしています。
ランド&ハウス(LH)では5つの住宅開発プロジェクトがバンコク西部において開発中で、
売れ残りがあるものの、他の26の住宅プロジェクトは完売しているとしています。
住宅購入者の懸念は洪水だけではなく、コミュニティや近隣住民のライフスタイルにも
関心が高いとしています。
また2011年度の通年では売上は前年比マイナス10%になるだろうと予測しています。
当初予測は+25%増で250億バーツでした。
2011年の第3四半期までの業績は売上175億バーツ純利益で39億バーツであったと
発表しています。
ランド&ハウス(L&H)では2011年度に予定していた50億バーツの不動産投資信託に
関して延期を発表しています。
洪水被害などの影響もあり遅延をさせたほうが有効と判断しています。
また2012年度はンロー通り、ワイヤレス通り、プロンポン通りにあるバンコク都内
サービスアパートメントも設立するファンド事業への売却を予定しています。
入居率は80~90%と効率良く運営されています。
L&H社は今後は3つの事業への注力を進めるとしていて、不動産開発事業、投資事業、
賃料収入事業で売上げの80%を占めていくとしています。
Land & Houses(L&H)では子会社として
高級不動産 Quality Houses,(QH)へ24%出資
セメント企業 Quality Construction(Q-CON)へ21%出資
ホームセンター企業 Home Product Centre(HMPRO)へ30%出資
不動産銀行 LH Bank(LBANK)へ35%出資
また、大規模商業施設のTerminal 21 の運営企業L&H Property社の株式60%を
保有しています。
2011年度は大規模な子会社の売却を実施。
病院事業のBangkok Chain Hospital(KH)を同業大手Bumrungrad Hospital、
(BH)へ売却。
セメント事業のQuality Construction(Q-CON)の一部株式をサイアムセメント
(SCC)へ売却などしています。
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