タイの救急システム
タイでは公的な緊急救急システムが機能していません。
バンコク内を走る救急車は私立の高級病院のみ運営しています。
しかし一方で非営利団体のボランティア組織が救急車の運営をおこなっています。
2009年度の交通事故死者数はタイ警察の発表で1万717人とされています。
交通事故が発生すると通常日本では救急車と警察が到着しますが、タイでは民間
ボランティア団体がけが人搬送、死者の回収をおこなっています。
華僑報徳堂はシーロム駅から次のサムヤーン駅の隣のお寺ワット・フアランポーン
が本拠地で2010年で100周年を迎えた潮州系の華僑の慈善団体です。
当初から身寄りのない支社を埋葬する慈善事業をおこなってきました。
収入は寄付金のみで、交通事故の処理から洪水、干ばつの救援事業、なども展開
しています。
バンコクで交通事故に遭った場合、まずはなじみのある高級病院へ電話し、
救急車の要請をします。
その後、損害保険会社などを呼び実地見聞などをおこないます。
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